【池袋駅】4月13日(土)開催間近!城北大空襲被災体験を語り継ぐ「4・13根津山小さな追悼会」
先日紹介した「【護国寺駅】何かが生まれる。人と人をつなぐ場所「Gallery TAKAO」」でオーナー高尾さんが実行委員のひとりとして活動している「4・13根津山小さな追悼会」を取材してきたよ。実行委員会の会議にお邪魔して少しだけお手伝いをさせてもらったり、お話をうかがったりして、戦争とはどういうものなのかを知ってもらおうとする活動を知って、豊島さんぽでも紹介することになったよ。
「4・13根津山小さな追悼会」は、毎年4月13日に南池袋公園の『空襲犠牲者哀悼の碑』の前で催されている追悼会で、戦後50周年からはじまり来月13日の開催で25回目を迎えるそう。来月開催まで一ヶ月を切り、実行委員会のみなさんは当日に向けて準備も大詰め!
豊島さんぽも平和活動に参加するために、戦争の悲惨さや平和を守ることの大切さを伝える「4・13根津山小さな追悼会」をご紹介します。
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「4・13根津山小さな追悼会」でした。1945年4月13日に城北大空襲があり、豊島区では16万人が被災し778名が亡くなりました。ご遺体を仮埋葬したのが根津山。今の南池袋公園辺りです。戦禍が二度と無いよう平和を願い献花しました。 pic.twitter.com/8lD9qzIY1u
— 山口菊子 (@kikukoy1) 2018年4月13日
https://t.co/jdiZbyHQ3K#高校野球 #城北 [東京新聞]約二千五百人が亡くなった城北大空襲から七十二年を迎える十三日、被害が大きかった豊島区の南池袋公園で午後二時から、「4・13根津山小さな追悼会」が開かれる。住民でつくる実行委員会が主催して空襲五十…
— 日本の高校野球情報 (@koshien_ja) 2017年4月13日
「4・13根津山小さな追悼会」城北大空襲の犠牲者追悼と平和を願うものです。今日、2時から南池袋公園で行われます。これから私も行きます。
— 小林ひろみ豊島区議 (@hirahiro1) 2015年4月13日
都政新報に関連記事が掲載されていました。 pic.twitter.com/QwweWVtNl6
今、戦争をいかに語り伝えるべきか。 4・13根津山小さな追悼会 2014 - Harayuan's Blog http://t.co/ZtaDDBQowF
— harayuan (@harayuan) 2014年4月27日
毎年4月13日に開催されている「4・13根津山小さな追悼会」
開催はきれいになったオシャレな南池袋公園
「4・13根津山小さな追悼会」の開催の場となるのは、南池袋公園(豊島区池袋2-21-1)。池袋駅からのアクセスは、池袋駅東口を出て明治通りを渡り、グリーン大通りに入ります。ユニクロやGUの前を通って、東口五差路交差点を右に曲がります。右手にファミリーマートがあるひとつめの信号の交差点を左に曲がり、50メートルくらい進むと南池袋公園があります。
池袋駅からグリーン大通りに入って、豊島区役所方向に東口五差路交差点もまっすぐ進むと、写真のような公園へ向かう入り口への案内があるよ。グリーン大通りの歩道は気持ちがいいね。
「4・13根津山小さな追悼会」
「4・13根津山小さな追悼会」の過去の様子の写真を提供してもらったよ。
実行委員会の司会進行のもと、開会のことばからはじまり、実行委員会代表のあいさつ、鎮魂のことば、豊島朗読会「ききみみずく」による避災体験の朗読、「花」の斉唱、閉会のことば、献花と続きます。
どなたでも参加できる催しで、当日ふらり参加することも可能。
南池袋公園内の『空襲犠牲者哀悼の碑』の前で執り行われるよ。
1995年に建立された『空襲犠牲者哀悼の碑』。この碑の前で「4・13根津山小さな追悼会」が行われるそう。『空襲犠牲者哀悼の碑』は、昭和20年4月13日深夜から翌14日未明にかけて東京西北部一帯を襲った空襲で甚大な被害を被り、区の人口の70%に及ぶ約16万人が罹災し、死者778人という被害をもたらしました。犠牲者は、被災当時”根津山”と呼ばれていた南池袋公園の一角に仮埋葬されたそう。
『空襲犠牲者哀悼の碑』は、「4・13根津山小さな追悼会」発足の際に豊島区に申請され、「4・13根津山小さな追悼会」の初回開催の同年8月に除幕式が行われ、以来、南池袋公園リニューアル時には再整備され、いまの形になったそう。
来る4月13日に向けて豊島区内各地の掲示板でも宣伝活動
詳細は、第25回4・13根津山小さな追悼会のチラシで確認できるよ。区の掲示板、町会の掲示板にも貼られているものとおなしチラシだよ〜。
「4・13根津山小さな追悼会」の実行委員会にお邪魔!
「4・13根津山小さな追悼会」発足のきっかけは、昭和49(1978)年に南池袋公園改修工事で白骨が見つかったことが報じられた『朝日新聞』昭和63(1988)年8月18日朝刊の『小さな戦跡からの報告』でした。
その記事が平成6(1994)年に地元タウン誌「わがまち雑司が谷」座談会で示され、同席した元区職員から”遺体を兵隊と区の土木担当者が地上に並べ、引取りに来ない遺体はそのまま埋めた”という証言もあって、”まだご供養されていない方々がいる”と、かつての”根津山”の地で、平成7(1995)年に初めて開催することになったんだって。
以来、南池袋公園のリニューアル工事中でも欠かすことなく、開催されているそう。
1年に一度の開催でも、準備はとても大変。なんと言っても、高齢な方も多いのが現状。皆さんエネルギッシュなのは間違いないけど、それでも体力的に大変なことが確実にあるなか、定期的に集まり、各自の役割もこなし、鎮魂と平和を祈る活動を絶やさないように続けていらっしゃいます。これから先、残念なことだけど、戦争を語る人がいなくなってしまう未来がくるのに、戦争の恐ろしさを後世に伝えていくには、「4・13根津山小さな追悼会」を継続していくしかない。なので、実行委員も常に募集していて、若いパワーを必要としているよ。
被災証言集の発行も活動の一つ
以前も「【護国寺駅】何かが生まれる。人と人をつなぐ場所「Gallery TAKAO」」で紹介したけど、活動のなかの一つとして発行している『被災証言集』。被災された方たちが、次の世代へ風化させないための記録で、多くの方が知らなくてはいけない日本の歴史だよ。
子どものころ、学校で教えられてきたことではあるけど、大人になってから実体験を読むと受け止め方が違うもの。
あまりにも悲惨な体験が語られているため、スムーズに読むことが難しいところもあるけど、日本人として知らないのは恥と思うくらい、知るべき内容だと思ったよ。
証言集は、「4・13根津山小さな追悼会」のオフィシャル情報を確認してね。4・13根津山小さな追悼会
【池袋駅】城北大空襲被災体験を語り継ぐ「4・13根津山小さな追悼会」のチラシ
普段、”戦争”なんて考えもしないひとが大半な平和な日本。この日だけでも、ここ南池袋公園で埋葬された方たちの冥福を祈ったり、二度と繰り返さないように願ったり、世界の紛争が一日でも早く消え去ることを願ったり、未来永劫に平和が続くよう祈ったりする時間になったらいいね。
きっかけがないと知ることも難しいのが、平和な日本におけるかつての戦争。そのきっかけ作りをしている「4・13根津山小さな追悼会」の実行委員会は、一人でも多くの参加を待っているよ。
4・13根津山小さな追悼会
第25回4・13根津山小さな追悼会のご案内
実行委員会事務局・吉田雅明
東京都豊島区高松1-16-1アビタシオンロセオ3F
電話:090-1663-4538 FAX:03ー3957-8442 ブログ 旧サイト
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